Vol.5 いざ!ジャム作り! NEW!
VOL.1 長野県生まれの「サンプルーン」
サンプルーンとの出会いはかれこれ15年前。
先代の農村部部長が
「県内産のフルーツを使用したパンをお客様へ提供したい」
との想いから 探しまわり、柏木果樹園様からご紹介を受けたのがきっかけ。
サンプルーンは長野県佐久地方で誕生した品種です。
表皮は黒紫色で、果肉は黄緑色。甘味が強く程よい酸味があります。また、皮が薄く皮ごと食べる事が出来ます。
ビタミン、ペクチン、鉄分、カルシウム、カリウムなどのミネラルが豊富でとても栄養価の高い果物です。
初めて試食をさせて頂いた時、当時の農村部部長は
甘味と酸味のバランスがとれた、とても魅力的なフルーツだ!
と感じたそうです。
実は長野県佐久地域は日本で最初にプルーンの産地化が行われた地域で、現在全国でも有数の産地となっております。
柏木果樹園さんは1950年創業。当時は林檎園をしていらっしゃいました。
現在では9品種の林檎、7品種の桃、そしてサンプルーンの栽培を手掛けています。
柏木さんが栽培している果物は甘味や味が濃いです!!
「これが本来の味なんだなぁ」と食べて感動です!!
今まで浅野屋ではプルーンを使ったパンはあまり作っていませんでした。
今回の新商品、この柏木果樹園さんのプルーンで美味しいパンを!と構想を練っております。
大切に育てられている柏木果樹園さんでも、天候には勝てません。
昨年は4月の凍害によって大不作だったそうです。
今年は今のところ凍害もなく、4月前半に発芽、中旬に開花し順調に生育しているとのこと。
冬の間に枝の剪定をし、現在順調に生育しているそうです。
受粉が終われば藁(わら)撒きが始まります。
藁を撒く事で保湿効果(土壌からの水分蒸発を防ぐ)があったり、 堆肥となるそうです。
地元産の藁を使用しているそうで、そんなところも「エコ」やぁ~と小さな感動をしました。
今回初めてプルーンの花をみました!白い花をつけていて、あまぁ~い香りがしました!
プルーン畑の隣には桃を育てており、桃の花のピンクとプルーンの花の白が幻想的な風景でした~。
桃の花はさぞかし甘い香りがするかと思いきや、プルーンの花の方が甘い香りが強く大変びっくりしました!!
日本在来種の「クロマルハナバチ」が受粉を丁寧に行い、よく働いてくれるそうです!
受粉もみにいきたいなぁ…。
これからどんな風に成長していくのか楽しみだぁ~。
GW期間中に霜が降りない事を祈るのみ…。
5月中旬からは結実し(植物が実を結ぶこと)摘果作業が始まります!
VOL.2 クロマルハナバチの受粉
初夏に入り、プルーン畑は鮮やかな緑色となっておりました!
見た目にも涼しげです。
よーくみると ちーさな実がなってきておりました!!
これが成長していくとプルーンになるんですね~
GW期間中は気温が下がる日がありましたが、受粉も順調に出来ており、5月下旬~6月上旬にかけて摘果作業をしていきます。
桃の摘果やお米の田植えも同時進行で行っていきます。
受粉の際に活躍するのが「クロマルハナバチ」です。
在来種のハチで、いわゆるミツバチの仲間ですが、クロマルハナバチはミツバチよりも寒さに強いそうです。涼しい長野県にはぴったりですね。
GW期間中に「クロマルハナバチ」が受粉をしているところが見たかったのですが、私がお邪魔させて頂いた時間帯には見られませんでした~(😢)
後ろ足の付け根部分にに丸めた花粉団子をくっつけて飛ぶ姿、見てみたい!
それでもクロマルハナバチは見れました!
小さくて丸っこくてかわいらしいハチでした~
そろそろ摘果作業がはじまるそうなので私もお手伝いに行きたいと思います!!
次回は「摘果作業とは?」についてレポートさせて頂きます!!
着実に育っている様子が皆様へお届け出来るのはうれしいですね~
動画再生数も多くてありがたやです(*´▽`*)
VOL.3 少しずつ大きくなっていく実
小諸市にある柏木果樹園は軽井沢から車で30分程の比較的近い場所にあるので
ちょいちょいプルーンの成育状況の確認をしていました。
ち~さな実が日に日に大きくなっていくのを見守ってきたので、これからどのように成長をしていくのかとても楽しみです。
前回と比べるとすごく大きくなってます!
今回、少しだけ摘果作業をさせて頂きました。
数百~数千の実を摘果するのはとても大変な作業で美味しいプルーンを育てる為には沢山の手間がかかっているという事を改めて学びました(; ・`д・´)
今のところは順調に成育しているとのことですが、 これからの時期は(7月~)果実を荒らす害虫「シンクイムシ」が出てきて果実の中に侵入し、食害したり。
気温が高いと出てくる「ハダニ」によって葉が黄色くなると、光合成が出来無くなり成長不良(実が小さくなる)の原因となったりするとのことで、病害虫対策も大変そうでした。
今年4月~プルーンの成長を見守ってきて実が大きくなっていく過程をみていく事が出来たのはとても良い経験となりました。
愛着が沸いてきましたね(*´▽`*)
順調に育ってほしい気持ちで一杯です。
このプルーンの良さを生かした商品を皆様にお届け出来るように試作だぁ~( `ー´)ノ
これからも引き続きプルーン日記を宜しくお願い致します!!('◇')ゞ
VOL.4 ついに収穫!
待ちに待った収穫です!
4月からプルーンの成長を勝手に見守ってきました(ToT)
つぼみの状態から追いかけてきて、あれから約5か月かぁ…
実の大きさもほどよく、色ツヤも良く、無事に育ってます!!
そして、こんなに鈴なりになったプルーンを初めてみました!!
柏木さんのプルーンではありませんが、今年は早生品種のアーリーリバー、中生のサマーキュート等プルーンを食べてきました。
柏木さんのプルーンの品種はサンプルーンで 表皮は張りがあって、甘味と酸味のバランスがとれたプルーン!!うんまい(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾
柏木さんによると、今年は4月の霜の影響もなく、順調に育っているそうです。
ただ、収穫前の雨によってプルーンの表面にシワがよってしまったので、雨避けをしてあげる事が出来たら良かった、とのこと。
※なぜシワがよってしまうのかはわからないそうです。
ちなみに、シワがよったプルーンは甘味が強く、濃縮されたような味わいです。
さぁてプルーンも無事に収穫出来た事ですし、このプルーンを生かしたパンを作っていきますよ~
実は冷凍プルーンで試作をすすめていたのです(; ・`д・´)
7月頃に収穫出来た早生のプルーンでもね(^_-)-☆
そしてついに… 10月中旬に軽井沢店舗、EC限定で「小諸市産サンプルーンのジャムクロワッサン」発売予定です!!
ジャム加工の様子もアップしていきますね~('ω')ノ
プルーン好き集まれ~(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾
VOL.5 いざ!ジャム作り!
柏木果樹園様から厳選した完熟の「サンプルーン」を特別に頂きました(^_-)-☆
完熟プルーンは市場に出回る事がほぼないのでとても貴重です!!味が濃縮されています!!
さぁて早速処理作業にとりかかります!
まずは綺麗に洗いまぁす( `ー´)ノ
んでもって種を取り出していきます。
プルーンの表面に指をぐっと入れこむと、パカッと割れます。
このやり方は小諸市出身の軽井沢店製造主任の大池さんから教えてもらいました!
プルーンを割って種を取り出して…黙々と作業します( ゚Д゚)
そしてたまに私のお口にもおすそ分け(*´Д`)甘っ!!
その後、プルーンを三温糖で漬けこんでいきます。
プルーンからの水分が出て、三温糖が溶けきるまでには3日以上かかるんですよ( ゚Д゚)
完全に三温糖が溶け切ったら大鍋に移してコトコト煮込んでいくのですが、
煮詰めていくと赤みが出てくるんです!!色の変化にびっくりです!!
そして、鍋底の果肉が焦げやすいんです(; ・`д・´)
焦げないように2時間以上をかけてじっくり煮込んでいくとプルーンジャムの完成です(ToT)/