アップルパイ始まりのストーリー

アップルパイ始まりのストーリー

信州産の旬なりんごをより美味しくお届け!

採れたて、信州産の旬なりんごでつなぐ、アップルパイリレー。

軽井沢に長年本店を構えるブランジェ浅野屋が、「信州産の旬なりんごをより美味しくお届けしたい」そんな想いで15年前に始まった取り組みが「アップルパイリレー」。
これが原点!開発担当者の15年前当時の開発舞台裏


毎年多くのお客様にお楽しみいただく人気企画です。
なぜ、リレーなのか。それはりんごの「品種」によって収穫・食べごろの時期が違うから。
今年は長野県小布施町(オブセマチ)限定生産の青りんご「小布施りんご」からスタートし、約1ヵ月ずつ5種の品種のりんごをそれぞれアップルパイに仕上げてお客様へお届けします。それぞれの品種に合わせ、中身のフィリング、りんごの味付け、加工方法などを変えています。品種によって違う味わいになるアップルパイをお楽しみください。

■アップルパイリレー始まりのきっかけ
■なぜアップルパイにしたのか?
■浅野屋のアップルパイ🍎美味しさの秘訣!
■HISTORY~アップルパイリレーに歴史あり!~

「始めたきっかけは、台風でりんご農家さんが困っていて、『10キロ1000円でいいよ』と言われ、『安いなあ、アップルパイにしてみよう』というような話でした。
当時は、フードロス対策などをそこまで考えていませんでしたが、農家さんが困っているし、安いし、せっかくだったらアップルパイ作ってみたら?本当にそんな軽い気持ちで始めました。

〝焼き崩れしない〟〝ちょっと酸味がある〟などの理由で、アップルパイには紅玉が適しているというセオリーがあります。
長野県には様々なりんごがあり、せっかく色々なりんごがあるんだから、そのセオリーを崩して、色々なりんごでアップルパイをつくろう!と思い立ちました。農家の方も助かりますし。
当時から軽井沢では職人たちが地元の食材を探しに近隣の農家さんに訪問・交流しており、自然にこのような考え方に至りました。

〝パンには季節感がない〟と言われてしまうこともしばしば。
洋菓子やレストランのように素材感や季節感を感じられる『季節のもの』を取り入れたいと考えていました。
そんな中で、旬なりんごを使ったアップルパイリレーが誕生しました。

①アップルパイフィリングも、軽井沢の工場で手作り

生のりんごを仕入れているので、ひとつひとつ皮をむきフィリングに加工しています。不揃いのサイズや、贈答用として出荷できないりんごも仕入れていますりんごは軽井沢でひとつひとつ手作業で皮をむき、カットした後、真空パックに自家配合のシロップと入れ、3日程度漬け込んだものを使用しているため、生です。(まさに旬の商品です!)
そのため、パイの焼成時、初めて日が入るため、食感が少し残り、アルデンテ風になります。

りんごの特徴に合わせて、クリームダマンドを変更

例えば、秋映えははちみつを使用したダマンド。シナノスイートはキャラメルを加えたアーモンドダマンドなど!
当社の開発スタッフは、りんごの特徴も熟知しています。

-1998年9月-
台風7号の被害に遭ったいわゆる”落ちたりんごの活用スタート。

-2007年9月-
台風9号が発生し、再度”落ちりんご”を仕入れました。
*現在”落ちりんご”は仕入れておりません。

-2008年-
信州産りんごを台風被害時だけでなく、常時何か活用できないかと考え2008年に同じ長野県小布施町のりんご”ブラムリー”を仕入れ、アップルパイを発売しました。(”落ちりんご”ではなく通常品)

-2009年-
JA全農が長野県生まれのオリジナル品種「秋映」「シナノスイート」「シナノゴールド」を「りんご三兄弟」と名付けたことを知り、前年からスタートしたブラムリーを含めた4種類のりんごの『アップルパイリレー』がスタートしました。

-2010年-
『アップルパイリレー』が6種類のりんごを取り扱う大きな企画となりました。
当社の取り組みを知った野菜の仕入れ先様より『五輪久保 上田りんご園』様を紹介いただきました。通常は贈答用のリンゴを栽培する地域ですが、出荷できない不揃いなリンゴを仕入させていただくこととなり、6種類のりんごを取り扱う『アップルパイリレー』という大きな企画になりました。

ー2018年ー
「シナノリップ」が品種登録され、「シナノリップ」「グラニースミス」の2種をアップルパイリレーに追加予定でしたが、同年10月の台風19号により千曲川氾濫に見舞われ、グラニースミスの仕入れはかないませんでした。

ー2019年ー
生産者の懸命な復興により、「シナノリップ」「グラニースミス」の仕入れができ、8種類のりんごでアップルパイリレーを開催することができました。
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現在では一つ一つ
のりんごをより楽しんでいただくため、5種類のりんごを使用した『アップルパイリレー』として毎年大変好評な企画となっています。
花が咲く時期の天候不良も、その年のりんごの状況に影響を与え、せっかく育っても台風などでりんごが落下してしまうこともあります。当社では定期的にりんご農園さんを尋ね、今年のりんごの状況をお伺いしています。りんごの成長も知ることで、より愛着も高まります。

最初は少しずつ始まった企画でしたが、段々と取扱の林檎の種類も増え、お客様からも好評で、ついに15年目を迎えることとなりました。
ブランジェ浅野屋ならではの『アップルパイリレー』最後までお楽しみください♪

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